受け口治療で手術をしない選択肢!顎位矯正術とは
受け口の原因は上下の顎の骨の大きさがアンバランスに成長するなど、骨格的な問題が多くあります。骨格的な問題ではなく、歯列の問題が原因の場合は、矯正治療などで改善できる可能性があります。
また、子供の場合は、骨の成長を促す矯正装置を使用し、骨のバランスから改善することも可能です。しかし、大人になってからの受け口の矯正では、骨格的な問題が大きい場合は、骨切り等の外科手術が必要と診断されることが多くあります。
そのため、なかなか外科手術には踏み切れず、長い間受け口が悩みの種になっている方は多いでしょう。そこで、新宿デンタルオフィスの「手術をしない受け口治療」についてまとめました。
顎位矯正装置で顎位を改善!
受け口を外科手術なしで改善させるためには「顎位矯正術」という手法を用います。顎位矯正術では、取り外し式の矯正装置で顎周辺の筋肉を補正し、受け口の下顎の角度を徐々に変化させていきます。
同時に、上顎の骨を拡大させていきます。上顎の拡大は、取り外し式の装置や、リンガルアーチという固定式の装置等を使用します。筋肉が補正されたところで、ワイヤー矯正で歯を動かしていきます。
骨格によっては、小臼歯の抜歯が必要になることもありますが、できるだけ良い歯は抜かない方針で進めていきます。
受け口は外科手術がベスト?
骨の大きさ、形自体は外科手術で骨を切らないと変わりません。ただ、多くの方が外科手術には抵抗を持たれます。手術を受ける為には、数週間の入院も必要になり、患者さんの負担は大きくなりますし、リスクもあるからです。
特に、顎関節症を伴う受け口の方や、不定愁訴にお困りの方は、外科手術に踏み切ることは、特に負担に感じることでしょう。顎の骨を切って、新しい顎位に変化し、歯列矯正をしていくのですが、はたして体が馴染むかという心配もあるかもしれません。外科手術を用いると、見た目は劇的に変化しますが、顎関節が整うわけではありません。
また、見た目を重視するあまり、機能性に問題を生じ、顎関節症を発症してしまうケースもあります。
その点では、顎位矯正術は、受け口で、下顎が前に出過ぎているという問題だけでなく、顎関節の左右のズレや下顎の捻じれも改善していきます。筋肉の補正は、生体に合わせて行っていくので、不定愁訴の改善も期待できます。
外科手術は、見た目の改善効果は大きい手法になりますが、デメリットとのバランスを慎重に検討してみてください。
受け口の悩みは専門クリニックへ!
新宿デンタルオフィスでは顎位矯正術をはじめとして、機能性と体のバランスを考慮した治療法で受け口の治療を行っています。外科手術なしで改善できるか、もしくは、どの程度まで改善できるか、治療前にしっかり診断・説明させて頂いています。一度、初診カウンセリングにお越し下さい。