顎関節のアンバランスな動き
顎の関節がスムーズに動かなくなるのも顎関節症の症状です。例えば口を開く時に顎に引っ掛かりを感じたり、顎の開け閉めで違和感があったり、左右の顎関節の動きに差があったりします。
顎関節は、人間の体の中の関節で唯一左右にまたがってついており、左右の関節が一対となって動く関節です。また、回転しながら前に出るという複雑な動きをしています。その為、左右どちらかの顎関節にアンバランスな力がかかったりし、筋肉の緊張が強くなったり、関節円板がずれたりすると、反対側の顎関節も影響を受けてしまいます。
口を開けたり、閉めたり、食べ物を咀嚼したり、普段は何気なくできることですが、顎関節の複雑な動きと顎に関係する様々な筋肉の働きによって成り立っていますので、顎関節症を発症するとこれらの動作にも支障が出ることもあります。
耳の穴のすぐ前に指先を当て、口を開けてみると顎関節の動きが触れますので、ご自分で、左右の顎関節の動きが同じように動いているかチェックしてみてはいかがでしょうか。