顎関節症と肩こり・腰痛
肩こり・腰痛・頭痛・・・こんな症状も噛み合わせが原因?
二本足で直立歩行する人間は、四肢をしっかり大地につけている動物よりも重力に対し、バランスのとり方がデリケートであるといえるでしょう。
つまり、二本足で立って動くということは、頭、首、肩、腰、足・・とお互いに関係しあい、バランスを取り合っていることになります。
当院では、噛み合わせの悪さが原因で顎がずれることにより、頭部のバランスがくずれ、体全体に歪みが生じるという視点から、噛み合わせ治療、顎位矯正治療を行っています。
肩こり・首こり
噛み合わせが悪く、左右どちらかの顎の関節に力が偏ってかかりすぎると、噛む時に使う筋肉(咀嚼筋)の緊張にも左右差が出ます。咀嚼筋は首や肩の筋肉とのつながりもあり、その筋肉のアンバランスさは首、肩のこりへとつながっていきます。
例えば、右の頬の筋肉(咬筋:咀嚼筋の1つ)が緊張して固くなっている場合、同時に首や肩の筋肉も右側の緊張が強くなっていることが多くみられます。
頭痛
こめかみ付近が締め付けられるように痛くなるという場合、噛む力の負担で、側頭筋(咀嚼筋の1つ)が緊張して起こっていることが考えられます。それは、下顎の動きを顎関節に近い側頭骨が受け止めるために、やはり、左右どちらか負担が強い側に痛みが出ることが多いのですが、部分的にだけでなく、頭全体に痛みが波及することもあります。
また、噛み合わせの影響で、頭全体の緊張が強くなり、血液や脳脊椎液の巡りが悪くなることで、頭痛だけでなく、体や頭が重だるくなったりすることもあります。