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あくびをしたら痛くなった?それって顎関節症かも


あくびをした拍子に「顎が痛むようになった…」「顎から音がするようになった…」「顎が開かなくなる…」こんな症状が出ている方は顎関節に異常が起きている可能性があります。

あくびをすると下顎は大きく動きますが、顎関節が正常な状態であれば、骨や関節円板という顎関節を構成する組織はスムーズに連動して動きます。

しかし、噛み合わせ・顎位に偏位が生じると顎関節に異常が発生することがあります。そして顎関節症という顎から全身に波及する病気の発症につながります。

ここでは、あくびと顎関節症の関係についてご説明します。

あくびってどんな状態?

あくびは「眠い時」「疲れている時」「寝起き」「退屈な時」などの時自分の意志には関わらず、“口を大きく開けて伸びる”“呼吸をする”行為です。

そんな「あくび」ですが、突然、大きく口を開けることにより顎や周辺の筋肉も大きく動かす必要があるため、顎関節周辺に強い力をかけています。

よく聞かれるのが、あくびをしてから、「顎が外れたようになり、口を閉じることができなくなった」「口が大きく開けられなくなった」「急に、顎に痛みが出た」という、顎関節症の急性症状です。

あくびと顎関節症とは?

あくびをすると顎関節は大きく可動します。口を開ける際、上顎は固定された状態なので大きくは動きません。下顎は頭蓋骨にぶら下がるように着いている構造になっている為、下顎がシーソーのように大きく動きます。その可動がスムーズになるような役割を果たしているのが線維組織の「関節円板」です。

関節円板は、しっかりと固定されているわけではないので、押し出される力が加わるとずれてしまうことがあります。そのため、不意に出たあくびの急激な顎の動きによって、関節円板が前に押し出され前方にずれてしまうことがあります。

特に、日ごろから、歯ぎしりや強い噛みしめで顎関節に負担をかけ、顎周辺の筋肉が緊張していると、関節円板を支える筋肉も緊張し、柔軟性が失われるので、ずれやすい状態になっています。

関節円板が正常に機能しなくなると顎関節に異常が生じて以下のような症状が現れることがあります。

顎から異音がする

あくびをした時に顎から異音がするのは、顎の偏位などにより、下顎頭によって関節円板が前に押し出されたことが原因です。ずれた関節円板が口を開け閉めする際、元の位置に戻ろうとします。その時に、「カックン」「カクカク」と音が鳴ります。

また、口を開け閉めした際に下顎窩(かがくか)と下顎頭(かがくとう)という骨どうしが直接接触することにより、「ジャリジャリ」「シャリシャリ」「カクッ」「バキッ」などの異音が発生します。

顎の音が鳴るからと言って、必ずしも痛みがでるわけではありませんが、もしも、「頻ぱんに音が鳴る」「音が大きくなった」というようなことがあれば、顎関節症が進行している可能性が高いでしょう。

顎が開かない

あくびをした直後から、「口を開けようとしても大きく開けられない」、ということがあります。口を開け閉めする時に、偏位した関節円板がひっかかってしまい、口が開けられなくなるのです。痛みが起こるのは、また、顎関節を支える筋肉が捻じれ、過緊張を起こすことにより、下顎の可動域が制限されて口が開け辛い状態になります。

「口が大きく開けられない」「口を開けようとすると痛い」ために日常生活では大きなストレスを抱えることになります。

顎が痛い

関節円板が前にズレた状態で口を開け閉めすると、下顎頭が関節円板の後ろにある痛みの神経と接触を繰り返します。その時、口を開閉するたびに痛みが発生しますが、特にあくびのように口を大きく開ける場合には、下顎頭が神経を強く圧迫するため痛みも激しくなります。

また、顎の捻じれは顎関節だけでなく咀嚼筋群にも影響するため「顎の痛み」「頭の痛み」なども同時に起こることがあります。

あくびによる顎の不調は顎関節症のおそれあり

顎関節症の進行度合いは人によって異なります。「顎から異音がときどき鳴る」だけの症状であれば、まだ顎関節症の初期段階の可能性が高いですので、それほど日常生活に支障をきたすことは無いでしょう。

しかし、これらの症状の「頻度が多くなった」「痛みが強くなった」「頭痛・耳鳴りなど他の症状もでてきた」という場合には、顎関節症は確実に進行しています。重症になる前に専門医を受診することが必要です。

噛み合わせが悪化していないか、顎がずれていないか要チェック

あくびをきっかけに、「顎の音」「口が開かない」「顎の痛み」という3つの症状が現われるようになった場合には、顎関節症を発症している可能性が高いです。そのため、そもそもの原因である「噛み合わせの悪化」「顎のずれや捻じれ」がどのような状態かをチェックする必要があります。

また、噛み合わせを悪くしている原因が何かを突き止める必要があるでしょう。噛み合わせが悪化する要因には以下のようなケースがあります。

・歯ぎしり・噛みしめをしている
・歯科治療で被せ物・詰め物をした
・入れ歯をいれた
・親知らずを抜いた
・歯科医院で歯を削った
・歯を欠損した
・歯周病による歯がぐらついている
・片側噛みにより歯が摩耗して左右の顎の高さが変わった

あくびにより顎の違和感があれば専門医へ相談を!

あくびをしてから、顎が鳴るようになった等の多少の違和感だけだと、そのまま放置するケースが多いと思います。しかし、噛み合わせの悪化、顎のねじれなど顎関節症が進行すると、顎の不調に留まらず全身に様々な影響がでてきます。慢性的な「頭痛」「肩こり」「腰痛」、「めまい」「耳鳴り」「うつ病」「倦怠感」などの様々な症状に悩まされている方は大勢います。

顎関節症も初期症状であれば治療も短期間で終わるケースもありますが、重度の症状になるとその苦しみも治療も長期戦になります。ですので、ご自身の症状に顎関節症の疑いがあると感じたら早期に専門医へ相談することが大切です。

新宿デンタルオフィスでは、顎の痛みなど諸症状の相談・アドバイスができるだけではなく、顎関節症の根本的な治療に向けた最適な提案が可能です。

当院では予約制(1回3~4時間)の初診カンセリングをおこなっています。お気軽にご相談下さい。

まずは専門医による初診カウンセリングをご予約下さい。電話03-6304-0917

2020-03-02T14:23:00+00:00