顎関節症の原因「ストレス」
顎関節症は身体的な負担だけではなく、精神的な負担を受けることでも発症します。
特に日常生活で生じるストレスは顎関節症と密接な関連があると言われています。
歯ぎしりや食いしばりは受けたストレスを発散するために脳が行っている行動なので、ストレスが多い人ほど睡眠中に無意識のうちに顎へ負担を掛けてしまうのです。
こうして睡眠中の歯ぎしりや食いしばりが習慣になってしまうと、顎の関節や筋肉への負担が蓄積してしまい顎関節症にかかってしまいます。
また、歯ぎしりや食いしばりは顎のバランスを崩す原因でもあります。
顎のバランスが崩れてしまうと顎関節症を悪化するおそれもあるため、ストレスが続く生活習慣はなるべく避けるようにするべきです。
ストレスには個人差がありますが、几帳面な性格の人ほど寝ている間の歯ぎしりや食いしばりを生じやすいと言われています。
これはどちらかというと内向的な性格の人ほど、外部へ向けてストレスを発散しにくいためです。
つまり、外に向けたストレス発散が上手くできない分、寝ている間の歯ぎしりや食いしばりという形でストレス発散が表面化することになります。
ストレスにまつわる歯ぎしりや食いしばりについての明確な解決法などはありませんが、軽減するためのマウスピース等は有効です。