顎関節のアンバランスな動き
顎の関節がスムーズに動かなくなるのも顎関節症の症状です。例えば口を開く時に顎に引っ掛かりを感じたり、顎の開け閉めで違和感があったり、左右の顎関節の動きに差があったりします。
顎の関節がスムーズに動かなくなるのも顎関節症の症状です。例えば口を開く時に顎に引っ掛かりを感じたり、顎の開け閉めで違和感があったり、左右の顎関節の動きに差があったりします。
入れ歯の噛み合わせが原因で肩こりや腰痛、またその他の症状も現れることがあります。 入れ歯の噛み合わせが悪いと、頭の重心が不安定になり、首や肩の筋肉が緊張して痛みが生じてしまいます。 ですから、入れ歯を作る際も、やはり、正しい顎の位置で、顎関節症に調和した噛み合わせを作ることが大切です。
噛み合わせが悪く顎がずれると、頸椎が歪み、頭部が傾くので、背骨や骨盤を歪めてバランスを取ろうとします。 骨盤の歪みが月経困難症や様々な不調の原因になることは、広く知られるようになってきましたが、その歪みの起源が噛み合わせにあることも多いのです。
アンチエイジング、ダイエットにも噛み合わせ?!美肌効果:噛み合わせが正しく、脳が正常に機能するとホルモンの分泌も活発になります。女性ホルモンは潤いのあるきれいな肌作りに直接作用します。
肩こり・腰痛・頭痛・・・こんな症状も噛み合わせが原因?二本足で直立歩行する人間は、四肢をしっかり大地につけている動物よりも重力に対し、バランスのとり方がデリケートであるといえるでしょう。
日常生活では姿勢に気をつけることが大切ですが、寝ている間は意識して姿勢を正せないので、睡眠時の安定した噛み合わせが重要です。 副交感神経優勢となる、睡眠時に血流がよくなり疲労の回復や免疫力の活性など本来持っている自然治癒力が働き、身体の修復活動が行われています。
正しい噛み合わせ、正しい顎位で生体のバランスが良い状態になると、私達人間がもともと持っている自然治癒力が高まります。 自然治癒力を高めるために必要な「良質な睡眠と噛み合わせ」の関係は「顎関節症と自律神経」の項でも説明しましたが、もう一つ重要なことは脳との関係です。
噛み合わせが悪いと頭蓋骨が歪む?!頭蓋骨のなかでも、下顎を受けとめる側頭骨が噛み合わせの影響を大きく受けることになります。 例えば、右の奥歯が抜けたのを放置したり、右の噛み合わせが低くなったりすると、右の下顎頭が顎関節を圧迫して、側頭骨を回転させたり、動きを悪くさせてしまいます。
下顎のズレや、噛み合わせが悪くなると、頭部が傾いて身体全体のバランスが悪化することがあります。それは、顎関節が「側頭骨」と「下顎骨」により構成され、「側頭骨」の中には、平衡感覚を司る「三半規管」があることと関係しています。
地球上の生物は、すべて重力の制約を受けています。 四肢をしっかり大地につけている動物と二本足で直立歩行する人間では、人間の方が重力の制限が大きいと言えます。 人間は二本足で立った時点で、頭部と腰部(仙骨)の二つの重点を持つことになりました。 これは、生物学的には、とても不安定な状態なのです。