小顔ケアで顎関節症に!? 無理な手入れは要注意!
女性なら誰しもが憧れる「小顔」。
今ではお手軽に美顔器や小顔ローラー、小顔ベルト、リフトアップマッサージ機などを使用して小顔ケアができます。
しかし、いくらお手軽で魅力的でも、正しい小顔グッズの使用法やマッサージ方法をきちんと理解していないで使い続けると危険を招く恐れがあります。
小顔ケアでこんな症状がでていませんか?
小顔ローラーやリフトアップベルトなどの小顔グッズを使用されている中で、顎が痛い、大きく口を開けるのが辛い、顎がカクカク鳴ると言った症状が、最近気になると悩んでいる方は「顎関節症」の可能性があります。
顎関節症はどんな病気なのでしょうか?
顎の関節とその周囲の筋肉に問題が生じ、痛みを感じたり、口を開ける事ができなくなったりする事を顎関節症と言います。
一見、関係がなさそうな二つですが、実は間違ったケア方法は顎関節症につながる原因になります。
以下で詳しく解説していきます。
意外と多い女性の「顎関節症」
最近、顎関節症の女性が急増しているという話をご存じでしょうか?
女性に多い原因は様々ですが、その1つとして美顔ローラーやリフトアップベルトなどの小顔ケアグッズの間違った使用により起きてしまうケースがあります。顎関節症が女性に多い理由は、ここにも潜んでいます。
では「小顔ケア=顎関節症」という事なのでしょうか?
答えはNOです。それだけでは顎関節症にはなりません。
女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、小顔グッズなどの間違った使用法や過剰なお手入れなどによって引き起こしてしまう事があると言う事です。
美顔アイテムによる原因と上手な使い方
小顔効果に使用されている代表的なアイテムや方法は「リフトアップベルト」や「小顔ローラー」「リフトアップマッサージ」などではないでしょうか。
これらの使用によりなぜ顎関節症になってしまうのでしょうか?
小顔ローラーを使用する際、力を込めながらの長時間の使用や回数で更なる効果が期待出来ると思いがちです。
無理に顔の表面を擦る様にローラーマッサージをすると顎関節やその周りの筋肉が炎症を起こし、収縮してしまい顎関節症の引き金になってしまいます。
小顔ローラーを使用するなら長時間の使用は控え、顔の表面の血行を良くする程度にする事で小顔効果が期待出来るのです。
リフトアップベルトは顎から頭蓋骨をベルトで覆い強い力で引き上げるものです。
顔を引き上げられるため、一見効果がある様に感じますが、強い力で引き上げると言う事は骨に強い圧力や負担をかけている様なものです。
無理に引き締め上げれば顎関節にも無理な力が加わり、結果、周囲の筋肉も締め付けられる事で血行が悪くなってしまいます。
筋肉の組織がダメージを受け、顎関節症を起こす可能性もあります。
また、頭蓋は硬い骨に覆われているため丈夫ではありますが、15種類23個の骨が繋がって出来ているため、とても繊細な動きをしています。
そこに、むやみに強い力をかけてしまうのは危険を伴う事でもあります。
特に自己流でされている方は注意が必要です。
強く刺激する事で効果が増す気がしますが、1箇所を長時間に渡り集中的に力強く押すと筋肉やその周りの組織を壊し炎症が起こる可能性があります。
マッサージで小顔効果をと思っていらっしゃる方は、押す力に注意が必要です。
ゆっくりと力を入れ、ゆっくりと力を抜くと言った具合にする事、血液やリンパの流れを促す様なイメージを浮かべながら押すと良いでしょう。
もしマッサージにより痛みなどが生じた際には、一旦マッサージをストップして、病院で医師に診て貰いましょう。
小顔グッズも使い方さえ間違えなければ、個人差はありますが、それなりの効果が期待できるでしょう。
まとめ
小顔になれば全体のスタイルもよく見えると言う理由から、最近は女性をターゲットにした美顔ローラーなどの小顔グッズがあらゆる所で簡単に手に入る様になりました。
美は女性にとって永遠の憧れです。
しかしサプリなどと同様に、ただむやみに使っても効果は得られません。
間違った使用をしてしまうと、良くする為に始めた事が逆に顎関節症を引き起こす原因となってしまいます。
上手に使いこなし、使用法に気を付ける事でその効果は発揮されるのです。