顎位矯正術で土台の顎のズレから治す抜本的な矯正治療
顎位矯正術とは、外科治療なしで下顎のズレを筋肉から補正し、下顎骨のズレのない位置で噛み合わせを再構築する新宿デンタルオフィスオリジナルの治療法です。
なぜ、顎位矯正術で「頭痛」「腰痛」「耳鳴り」等の改善が期待できるのか?
左右の顎関節がアンバランスで下顎骨がずれることにより、全身の骨格や筋肉にも影響するため、「顔の歪み」「体の歪み」とともに「頭痛」「肩こり」「腰痛」などの全身症状が見られるようになります。
これは、顎関節を構成するのは、下顎骨と側頭骨で、下顎の歪みは側頭骨の歪みを引き起こすからです。側頭骨は頭蓋骨のなかでも動きやすい関節になっているため、下顎の歪みの影響で前後に回転するように歪みます。
側頭骨の歪みは頭蓋骨全体の歪みにつながり、頭部の重心がずれます。そうすると、頭部をまっすぐに保つために全身でバランスを取ろうとし、負担がかかる首、肩、腰等全身様々な箇所の筋肉が固くなり、コリや痛み、体の歪みが発生します。
顎位矯正術では、それらの原因となる下顎骨の歪みを補正するので、顎の痛みだけでなく、様々な症状の改善が期待できます。
新宿デンタルオフィス全身咬合理論
POINT① 下顎骨には2つの支点が必要
①下顎骨の顎関節部は頭部を支えています。
②下顎骨の歯列で顔面を支えています。
そのため下顎骨の3点(①①②)、
正中が合って左右の顎関節が正しい位置にある事と、
正しい下顎位で上下の噛み合わせが合っていることが大切です。
POINT② 頭蓋顔面骨は15種類23個の骨で構成
顔と頭の骨は、複雑な形態の骨がジグゾーパズルのように合わさり、互いに影響しながら動きを構成しています。噛み合わせの悪化と下顎骨の偏位により、頭蓋顔面つまり顔の歪みは容易に起こります。
POINT③ 下顎骨が頭部重心を支える
下顎が歪む
▼
頭部の重心が狂う
▼
全身の骨格・筋肉に関係する
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姿勢が悪くなる
全身症状(首・肩・腰のコリ、顔の歪み、体の歪み等)の発生
POINT④ 下顎骨と仙骨は連動する
下顎骨と仙骨は、脊椎によりつながっており、頭部と下半身を結んでいるため連動して動きます
POINT⑤ 頭蓋仙骨は脳脊髄液で調整されている
脳髄液は頭蓋骨の骨縫合を1分間に6~12回の拍動により調整し、頭蓋・脊髄への栄養供給および老廃物排泄をおこなっています。
頭蓋骨矯正および頭蓋仙骨療法の考えは全身咬合治療に有効です。
噛み合わせから生じる、頭痛、腰痛、肩こり、耳鳴り
顎がシーソーする!?
左右どちらかの噛み合わせの高さが不足したり、片噛みの癖があったり、噛みしめる癖があると顎関節に負担がかかり、負担がかかった側の下顎がシーソーして歪みます。 シーソーして上に入り込んだ下顎の顆頭(かとう)と呼ばれる下顎骨の上部にある楕円状の突起が、クッションの役割をする関節円盤を圧迫します。
圧迫が続き、関節円盤が脱離すると「顎がカクカク・ジャリジャリ」と鳴る状態になります。それが長期に及ぶと、今度は下顎の顆頭が削れて変形することになります。
顔の歪み・体の歪みにより、頭痛、腰痛、肩こり、耳鳴りが起こる
下顎がシーソーすると、顔や頭を構成する15種23個の骨にも影響し「顔の歪み」が引き起こされます。 また、上に入り込んだ下顎は、側頭骨を圧迫し、顎関節、顎周辺の筋肉の 過緊張を起こします。
顎周辺の筋肉の緊張が強くなると頭も傾き、首のコリが強くなり頚椎の歪みにもつながります。頭の傾きをカバーしようとするため身体全体が歪んでいきます。これにより、「頭痛」「腰痛」「肩こり」「耳鳴り」などが発症することになります。
右の噛み合わせが低く、右顎が上にシーソーし筋肉が収縮して顔が歪んでいる。
耳鳴りの原因は低位咬合!?
耳鳴りの原因は様々ですが、耳そのものに異常がない場合は、解剖学的に耳のすぐ前にある顎関節の問題で耳鳴りが起きていることが考えられます。特に、臼歯部の低位咬合が原因で、下顎の内側から側頭骨を引っ張る靭帯が過度な緊張を起こしていると考えられます。
また、頚椎の歪みや圧迫、首や肩のこりによって起こる耳鳴りも、下顎の歪みが関与していると言えます。
下の前歯が見えない!?
臼歯(奥歯)の歯の長さが短く、上の歯が下の歯を覆って、下の歯が見えない状態のことをディープバイト(低位咬合)と言います。 噛み合わせが低いと、下顎が後退し顎周辺の筋肉、頭部、頸部など全身の筋肉の収縮が強くなります。
歯の低位によって、歪んだ側頭骨の影響は、仙骨に伝わり骨盤を歪めます。脳からの指令でバランスを取ろうとするため、過度に負担がかかった部位の関節や筋肉が過緊張を起こし、「首のこり」「肩こり」「腰痛」の原因 になります。
足の左右差を感じるようになったり、膝に痛みが出ることもあります。 臼歯(奥歯)の低位によって、下顎が後方で安定してしまい、「息苦しさ」を感じる症状が出ることもあります。
噛み合わせが深く、奥歯が低い為、前歯がほとんど見えていない。低位咬合の状況によって様々な前後の骨の歪みが出てくる。
顎が回転・平行移動すると体が捻じれ全身症状に
下顎の歪みは、シーソーして上に入り込むだけでなく、捻れて回転するように歪む場合があります。もしくは、横に平行移動するようにずれることもあります。
下顎が回転して捻じれたり、平行にずれると体も同じように回転や平行に歪み、その影響で筋肉のコリや痛みがあらわれることがあります。
顎が捻れた状態になると、「舌が歯の内側に当たって気になる」「しゃべり辛い」「飲み込みにくい」「喉に違和感がある」「体の捻じれ感」「肩や骨盤の捻れ感」、などの症状が出ることがあります。このように複合型の顎の歪みは単純ではありません。
顎が「シーソーして、回転して、後に下がる」など、様々な歪みが同時に起こるケースもあります。 顎を動かす筋肉(咬筋、外側翼突筋、内側翼突筋、側頭筋)は 、噛み癖によっても、左右の強さに差がでます。 また、顎も体も歪みに対して、他の部位を緊張させたり、捻じったりしてバランスをとろうとするため、顎と体の歪みの状態を正しく診断することは重要になります。
左側の下顎が入り込み、同時に右側後方へと回転しています。結果、左顔面は縦方向へ縮み、下顎の先はバナナの様に右へと曲がり、顔が歪みます。
下顎が捻じれた側の肩が引かれ、それを補正しようとして、下半身の筋肉が様々な歪みを起こしたまま安定してしまいます。
顎の歪み、噛み合わせで困ったら専門医へ
顎の歪み、噛み合わせの悪さは、「頭痛」「腰痛」「肩こり」「耳鳴り」だけではなく、様々な全身症状が引き起こされる可能性があることをご理解いただけたと思います。顎の様々な歪みから重い顎関節症を発症する可能性が高くなりますので注意が必要です。
顎の歪み、噛み合わせによる各種症状でお悩みでしたら、顎関節症の専門医である新宿デンタルオフィスまでお気軽にご相談下さい。