顎関節症の症状「めまい・耳鳴り」
めまいや耳鳴りといった症状も顎関節症が原因になっている可能性があります。その理由は顎の関節は耳に近く、顎関節症の異常が伝わりやすいためです。特に中耳と内耳があるのは側頭骨で、顎関節で下顎とつながっています。内耳には人間の平衡感覚を司る三半規管もありますので、顎関節症によって側頭骨に負荷がかかり側頭骨の動きが悪くなり、歪みが生じることで、内耳に影響がでてめまいや耳鳴りを発症してしまうことが考えられます。
ただ、このように顎関節からの影響を受けてめまいや耳鳴りが発症している場合は、血流障害の為であり、内耳や中耳には機能的な問題は見つからないことがほとんどです。
耳鼻科を受診しても何も異常が見つからない場合は、顎の違和感や首のコリ等、顎関節症の症状に該当するものがないか、チェックしてみるのもよいでしょう。