顎関節症の原因「体型(肥満・痩せ身)」
顎関節症の原因となる顎への負担は様々なものが考えられます。
その中でも顎へ直接負担を掛けている噛み合わせなどについては、原因として分かりやすく対処法も明らかです。
しかし、なかには原因が不明瞭な顎関節症も少なくありません。
つまり、正常な噛み合わせでも顎関節症に悩まされるケースが存在します。
このようなケースで考えられる顎関節症の原因は体型によるものです。
太りすぎや痩せすぎなど、体型のバランスが崩れていると顎関節症を引き起こすおそれがあります。
では、なぜ体型が顎関節症の原因になるかということですが、人間の身体は全てひとつに繋がっているからです。
言い換えれば、身体のバランスが崩れていれば、どこかに歪みが生じて不具合を生じてしまいます。
顎関節症も身体のバランスと無関係ではなく、太りすぎや痩せすぎで全身のバランスが崩れていると顎に負担が掛かってしまうのです。
太りすぎや痩せすぎは身長と体重のバランスが崩れている状態で、身体にとって理想的な状態とは言えません。
日常生活で支障を感じるほどの不具合は無くても、知らず知らずのうちに身体の様々な部分に負担は掛かっています。
特に顎は首の関節と繋がっているため、身体の中心部に位置する器官でもあります。
そのため、身体が抱えるトラブルの影響を受けやすく、その結果顎関節症を引き起こしてしまうリスクが高まってしまうのです。
もし噛み合わせの異常が無いなど顎への負担が少ないにもかかわらず顎関節症が見られた場合は、体型など全身のバランスが影響していることが顎関節症の原因として考えられます。
太りすぎや痩せすぎといった極端な体型の人ほど顎関節症のおそれも高まりますので、体型を適切な状態に戻すことが顎関節症の予防としても必要です。